直球なんでも感想文!

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るろ剣、連載してたら当然毎週ジャンプ買う

るろ剣シリーズラストの今回は原作です!

 

何かもうジャンプのバトルマンガとして非の打ち所がない作品ですよね。

 

キャラも被らず、皆しっかり独立してて、展開も面白いし、技もかっこいい。

 

傘を持って、牙突をやらなかった男子なんて日本にいないですよね笑

 

全部良いと言える作品ですが、敢えて良いところを2点上げると、「設定力」と「展開のうまさ」だと思ってます。

 

まず設定力についてです。

 

序盤にも書きましたが、人斬りの過去を持つ頬に十字傷のある主人公、剣道小町のヒロイン、背中に悪一文字を背負い喧嘩に明け暮れる主人公パーティー、主人公と過去から敵とも、味方とも言えるライバルがいたりと、登場人物皆キャラ立ちしているし、それなりの過去を持ってる。

 

これだけ細部まで設定してあるマンガって実は少ないんじゃないかなと思います。技1つでもロジックがあるし、よく考えてありますよね。

だからどんなメディア化をしても面白いんだと僕は思います。

 

次に展開のうまさです。

 

このマンガって最初から最後まで物語の核となるのは、「剣心の過去」なんですよね。

 

1話目から剣心の表面的な過去はわかっていて、読者の想像する剣心のトラウマに対して、剣心がどう向き合っていくのか、というのが肝なわけです。

 

左之助編、黒傘編、恵編、志々雄編、縁編・・・

 

と次々と1編毎に剣心の過去や、過去への向き合い方に変化があり、ラストで全てクリアになる(トラウマ克服的な)という展開が非常に気持ち良く、読んでる最中の「次が気になる!」という気持ちに繋がり、読後の「読み切った~」という爽快感に繋がるのではないかと思います。

 

やはりシリーズを通して、1つのテーマを決めて、確りとそのテーマに沿って展開できるマンガが面白いんだと思います(一部考えなしの行き当たりばったりでも「烈〇の炎」みたいに面白いマンガはありますが・・笑)。

 

僕が好きなのは、意外と恵編です。

 

主人公パーティー(良いやつ)VS武田観柳グループ(悪いやつ)というシンプルな構図かと思いきや、ラストは主人公パーティー(良いやつ)+御庭番衆(悪い奴じゃない)VS武田観柳(悪いやつ)という構図で、「何で戦わなければいけないんだ!?」みたいな読者のもどかしさ出てくる構図でした。

 

しかも、ただの勧善懲悪で終わらず、御庭番は壊滅、蒼紫はダークサイドへ落ちるといったような、予想だにしない展開もあり、個人的には技ありな章だったと思います。

 

という感じで、まだまだその魅力を語りつくせない、不朽の名作「るろうに剣心」。

 

読んでみてください~