直球なんでも感想文!

マンガ、ドラマ、ミュージカル、『面白い!』と思ったものの感想をダイレクトに書いて行きます!

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚―』って宝塚でもいい味出てる

来ちゃいましたね・・・

ジャンプ黄金期を支え、

小中学生男児を虜にしたレジェンドバトルマンガ「るろうに剣心明治剣客浪漫譚―」。

 

この辺りについて「は」というか、この辺りついて「も」僕は相当こだわりがあるつもりです。

 

何というか、もうタイトルから好きです・・・「るろうに剣心」という意味はそのままだと思うのですが流浪人を平仮名にするセンスも良いし、「明治剣客浪漫譚」て今の漫画界で付ける人います!?笑

 

ネーミングからもこの時の和月さんの気持ちを感じますよね・・・

 

ただこの作品てマンガだけではなく、色んなメディア化をされていて、どれも面白いのも魅力だと思うんですよね。

 

即ち原作の設定が秀逸だということだと思うのですが、今回は各メディア化された「るろうに剣心」について、

 

何と4回にわけて触れていきたいと思います!

 

今回は『宝塚歌劇団Ver.』です!


いきなりこれ!?と思いますがこれです笑

 

昔から根強い人気があり、特に最近大人気の宝塚ですが、

 

「こんなガツガツのバトルマンガできるの?なんでやるの?」

 

と思う方が大半だと思います。

 

『全然できますよ!』というのが回答になります。

 

TVアニメ版の剣心の声は涼風真世さんがやってますし、そもそも縁はあるんですよね。

 

ただ、宝塚Ver.のるろ剣・・・めちゃ面白いです!!

 

実際わたし見に行ってますし笑、自信を持って言えます。

 

脚本・演出は、あの小池修一郎先生、宝塚歌劇団トップスターである早霧せいなさん(もう引退してます)率いる雪組がやってます。

 

元々、殺陣とか時代劇やらせたら宝塚の中では一番上手くやってくれる組でしたが、るろ剣も良かったです。


内容としては、導入編+恵編て感じで、オリジナルのボスとして「加納惣三郎」という役を望海風斗さんがやってます。

 

個人的にはほとんどのキャラが良かったです。

緋村剣心を演じる早霧さんが、「剣は狂気、剣術は殺人術~」とあのシーンをやった時は本当痺れました!

 

神谷薫役の咲妃みゆさんの表現力にもビビりました。マジで薫ちゃんの元気系ヒロインな感じが出てました。

 

このひと本当に96期なんでしょうか、ベテラン感ありますし、上手すぎませんかね笑

 

左之助の鳳翔大さんも、恵のセシルさんも良かったですけど、やはり一番は月城かなと演じる四乃森蒼紫ですよ・・マジ最高でした。

 

なんか回転剣舞六連的な動きもしてましたし、ピッタリでした。舞台降り時、目の前に来てくれたのですが、

 

マンガから出てきたと言われても信じるな・・・!と思いましたね~。

 

逆に齋藤一はイマイチでしたかね。まあ難しい役柄だと思いますが、何か脇役っぽく見えちゃいました。

 

物語としても、良くまとまってますし、それでいて各キャラ見せ場があるんで面白かったですね。

 

特に剣心が阿片にやられそうなった時に、巴が一瞬出てくる所とか、歌詞でも仄めかされるとこかも原作のエッセンスもあって見応えありました。

 

昔からのるろ剣ファンでも楽しめる先品ですので、是非一度見てみてはいかがでしょう!

 

『リベロ革命』ってバレーボール漫画の中ではかなり熱い

最近、小学館のアプリでばっかり漫画読んでて、チョイスが偏ってますね笑
(次回はジャンプ系にします)


さて、本作品は現在もサンデーで「BE BLUES!~青になれ~」を連載している田中モトユキさんの描く、バレーボール漫画です。


僕の中では、小学館の熱血スポ根系マンガの二大巨頭は「めぐみの大吾」「capeta」「シャカリキ!「昴」曽田正人さんと「帯をギュッとね!」「モンキターンの河合克敏さん」、なのですが


その前者の曽田さんの流れを組むのって、この田中さんと、「ファンタジスタ」の草場道輝さんだと思うんですよね(個人的意見です)。


僕の中では田中さんは、どんどん洗練されていって、もう自分の世界を作り上げてるなーと思っています。そんな田中さんの2作目が「リベロ革命」です。


絵も内容も粗いですが、目の離せなさというか、不思議な引力はすでに健在です。


それでは作品に入っていきます。

バレーボールの、名門藤原学園にスカウトされた主人公・幹本要は、そのスカウトが「リベロ」としてのものだったことを知り、その話を蹴る。

そして、県でその次に強い学校に入り「打倒・藤原学園」を目指そうとしますが、名前を間違え弱小校である青海学園に入ってしまう。

それでも諦めないを要の姿に、へっぽこな男子部員たち・女子部(こっちは強い)等の関係者が心打たれ、本気で打倒・藤原学園を目指す物語です。

この頃の田中さんは、今の「BE BLUES!」のような、クール&クレバーな主人公の熱さという感じではなく、前述の「曽田正人」さんのような、とにかく周りをドン引きさせる嵐のような主人公が周囲を巻き込んでいく、というような感じがすごくあります。

ただそんな気配はありながらも、要ってカペタほど頭おかしくないし、すごい人間味が溢れているので、田中さんの目指すものって、やはりクレバーでまともな主人公だったんじゃないかなと感じます。

特にそう思うのは要がチームの為にリベロとなることを選ぶシーンです。
あらすじにも書いた通り、リベロ枠でのスカウトを蹴って物語が始まっているのにも関わらず、自らリベロを選択します。

その過程が、よくある頭の切れちゃっている天才主人公がやる苦悩とかプロセスを吹っ飛ばしての選択ではなく、悩んで考えぬいた末の・・・という人間として当然経るべき過程を経ていて共感も出来ましたし、作者はこういう主人公が好きなんだなと感じました。

また、どこかで書きたいと思いますが、「BE BLUES!」の一条龍はそんな人間の枠をはみ出していない天才の最終形態という感じがしますね。

物語としては、所々の表現がまだ上手くないところもありますが、手に汗握る展開が非常に多いですし、部員達の葛藤、成長というのも非常に見ごたえがあります!

また、この作者のマンガだと絶対いい感じの爽やかなラブコメ要素を入れてくるんですが、毎回こう、すっきりしないというか、「もっとやれ!笑」という感じで、ちょっと濁されてしまうのですが、それもなんか青春て感じで好きな人もいるかもしれません笑

そんなこんなで巻数は少ないですが、なんかボリューミーに感じる作品になってますので、是非読んでみてください!

世界史好きでも嫌いでも、『第3のギデオン』は面白い

「え、いきなりこれ?」


と思われる方が大半だと思います。


ただこの漫画、及びこの漫画の作者である乃木坂さんは、「ザ・面白い漫画」を描くので1個目にしました。


乃木坂さん作品だと、「幽麗塔」「医龍」「夏目アラタの結婚(連載中)」を読んでいるのですが、どれも非常に僕好みのテンポでやってくれるんです。


どんなテンポかというと、一言でいうと「とにかく読者を休ませない」という感じです。


初期の設定から、次の展開、さらに次の展開と、無駄な話・小話を挟まず淡々と書いて、きれ~いに終わらせます。


遊びは(キャラをデフォルメするシーン)は1コマ、2コマでこの使い方も上手いですが、最近の漫画にはない爽やかな読み応えがあります(内容はドロドロしてますが笑)。


一番好きな漫画家か?または作品か?と言われると違いますが、教科書のようだな~と思います(女の子もかわいいし)。


それでは作品の方に入っていきます。


場所はフランス、時はフランス革命時代。
貧困にあえぐ国民を法律を武器として救いたい平民・ギデオンと、武力行使でどんな手を使ってでも現状を打破したいジョルジュ、の二人を主人公としたヒューマンドラマです。


とにかく、人間の汚い部分・策謀のやり取りを経て、国が動いていく描写は圧巻です。


一方で、僕が感じた本作品のテーマは「愛」。


「父からの愛」じゃないの?という意見もあると思いますが、主人公たちはどちらも「父からの愛」がないと感じ、一方で彼らの周囲は父からの愛とは別の「愛」に助けられたり、絶没に底に落とされ動いていきます。


例えば、ギデオンの娘のソランジュは「母からの愛」はなく、「父からの愛」に助けられ生きていますが、逆にジョルジュには「妻としての愛」及び「母の愛」を与えているように思えます。


そして、この物語で一番せつないな~と思うのはやはり国王一家ですよね。


中でも国王のルイさんは、「良き夫(対アントワネット)」「良き兄(対エリザベート)」「良き父①(実の子供たち)」「良き父(国王として対国民)」と役割期待デカすぎますよね!?


抱えきれない重荷に苦しみ抜いて、アントワネットとは一人の男として向き合い、妹はふって、国民に処刑されるって辛すぎますよね・・・


しかも最後は皆を許しちゃう・・・色んなところで題材となるフランス革命ですが、この作品のルイ16世が一番人間臭くて僕は好きです。


マリーもほんと可愛いし、かわいそうですよね。最後の最後までにくめないキャラで最高でした。


また、余談ですが「ベルばら」とかではかっこいいフェルゼンさんが、めっちゃしょぼくて笑えました(笑)


まあそんな感じで、明るい気分にはならないものの、ピリッとした読み応えのある、新しい解釈のフランス革命って感じの作品です!是非ご一読ください。


それではまた次回もお願いしま~す。

はじめまして

はじめまして。

ブログ筆者のハナです。

地方転勤1年。マンガ、ドラマ、ミュージカル、、、あるゆるエンタメを愛しており、毎日何かしらに熱中してます。

そんな私ですが、好きなものを語る相手がおらず、ちょっと消化不良だなあーと思っていたそんな時

友達から、「マンガについての感想をどっかで表現した方がいい!」と薦められたの思い出し、このブログ始めることにしました。

徒然なるままに、マンガを中心とした色々な物語の感想を吐き出していきたいと思います!

※その他
・基本的に私が一人で語りきるというよりかは、出来れば意見を交わしながら、「ネット上で好きなエンタメを語り合う場」を目指しやっていきます。

・ブログ初心者で何がご法度とかもよくわからないので、基本写真なしで語っていきます。

・漫画が中心ですが、映画・ミュージカル・ドラマ等にも手を広げてますので、順に触れていきたいと思います。

・万が一にも、リクエスト等を頂けるなら、頂いたリクエストの作品を観てみたいとも思うので、おすすめあればコメントして頂けるとありがたいです!

それでは、どうぞよろしくお願い致します。